畑違いの業界から10年前にホームページ制作やらSEO支援やらで起業しましたが、時代の変化から、ホームページは業者に依頼するよりも、自社で作った方が良いケースと依頼した方が、費用対効果が高いケースとの違いが見えてきました。

本記事では、これまでの体験から、ホームページを自作した方が良い場合と、制作会社に依頼した方が、早くて、費用対効果も高くなるケースをいくつかのシチュエーション別に詳しく解説しています。

松村(左)

基本的に、運営は自社完結するのが良いのは鉄板です。




ホームページは人材不足を解消できるか!

第一に、ホームページを自作するにしても、制作会社に依頼するにしても、ホームページを運営することで、人材不足を補えるのか!を検討して、取り組むのがベストです。

逆を言えば、ホームページを立ち上げても、人手不足を解消できないのなら、その企業に必要なのはホームページではなく、別の経営課題が潜んでいると言うことになります。

例えば「ブログを更新する時間がない」ために記事の代行を依頼したり、ブログ更新による検索経由のトラフィックを獲得できないためSEO対策の代行を依頼したりするケースは、ホームページに手を加えたりリニューアルしたりするのではなく、他の経営課題がどこに潜んでいるのかを確かめることが先決です。








なぜなら、仮にブログ記事の代行を依頼して、トラフィックが増え、問い合わせや顧客獲得に改善が見られたとします。

しかし、内情は「ブログを更新する時間」すらないわけですから、問い合わせの対応に遅れが生じたり、顧客への対応が追いつかなくなってしまうわけです。

「今は、やっぱりネットの時代だから!」を理由にサイトなんて立ち上げたら、散々な事になる

これまで、私たちに相談を寄せてくださる方々の中には「今の時代はやっぱりネットを使って商売しないと!」と、ホームページの制作相談を寄せられる企業は少なくありません。

しかし、本当に「ネット時代だから」と言う理由だけで、ホームページが必要なのでしょうか!

ここで、意見は別れます。

ネットの時代だからと言って、ホームページを軸にインターネットをビジネスに活用する時代は、もう、過去の話です。

ホームページを軸にする場合は、アクセスをどこから集めるか!が肝となります。

広告で集めるなら広告応用の知識とスキルが必要ですし、検索経由のアクセスを集めるなら、SEOや検索エンジンの仕組みなどを学ぶ必要があります。

この他、SNS経由のアクセス獲得法がありますが、結局、近年のアクセス獲得法としてスピード感に長けているのはSNS経由のトラフィック獲得法です。

笑顔(右)

SNS広告も検索連動型広告より簡単に始められますしね!

となれば、ホームページ運営に社内の人員を割くのではなく、SNS活用に人員を配置するのが得策となります。

この場合は、ホームページ制作は制作会社に依頼した方が、時間も人員も有効に活用できます。

SNSを活用するなら、超小規模なホームページを依頼しよう!

近年のホームページ活用にSNSは欠かせない存在になってきています。

SNSと一口に言っても、FacebookやTwitter、Instagramだけではありません。

例えば「はてなブックマーク」にもSNS的な要素を持っていますし、Yahoo!知恵袋、教えてgooなど、お客様の声と販売者の声が交流出来るWEBサービスは積極的に活用するのが得策です。

サービスによっては、営業目的に書き込みを禁止していたり、企業サイトのURLを掲載する事が規制されている場合もあります。

SNSはあくまでも社会的なコミュニケーションを図るソーシャルネットワークサービスですので、顧客獲得ではなく、社会的コミュニケーションからの社会貢献からくる顧客獲得、売上増の仕組みを確立する事が鍵となります。

この場合に立ち上げるホームページは超小規模サイトと呼んでいる「10ページサイト」かセールスページだけでも充分だと感じています。

ブログ機能はあれば尚良いですが、ここでは、SNSを通じて交流したまとめ記事を掲載する程度でも良いでしょう。

1記事1テーマを基本にQ&A記事も有効です。

指し棒(左)

「社会的コミュニケーションからの社会貢献からくる顧客獲得、売上増の仕組み」に関しては、随時、事例と共に記事を追加していく予定ですので、本サイトをブックマークしておいてください。

SNSは節度ある営業マンの呟きで充分

SNSへの投稿は、実際に接客する立場にあるスタッフや外回りの営業マンがいるのなら、直接お客様や見込客とのやりとりをSNS担当者にフィードバックし投稿するのがベストです。

直接、接客スタッフや営業マンが投稿するのも良いでしょうが、意図しないところで、フォロワーに勘違いされてしまうのがSNS活用のリスクですので、これらかマイナスな反応に対応可能な担当者を一人準備するのが理想と言えるでしょう。

SNS担当を準備出来ない場合は、社内で「SNSへの投稿ルール」を定め営業マン通しフォロワーし合うのがベターです。

SNSへの投稿ルールは、プラスな事、お客様から頂いた質問とその答えを真摯に!そして、解答に時間を必要とする場合は、会社のサイトで記事として詳細にお答えします!と告知投稿し、記事が出来たら、その報告投稿を行うのがベストです。








ホームページに求める事が「集客」や「売上」だけなら、3ページサイトを依頼するのがベスト

ホームページに求める事が「集客」や「売上」だけなら、セールスページと会社概要、特商法に関するページの3ページだけでも充分です。

外注する場合は、セールスページとリスティング広告のABテストを、あなたの会社と協力してやってくれる業者か、固定費プラス成果報酬を求めるプロフェッショナルな人材を探して依頼するのが良いでしょう。

逆に、この段落に書いた「ABテスト」に関して、その概要への理解が乏しい場合は、ホームページを「集客」や「売上」だけのために、立ち上げるのは費用対効果が悪くなってしまいます。

なぜなら、おそらく、WEBマーケティングの知識に長けた人材が社内にいない場合は、制作から運用までを外注化することになるからです。

WEB戦略を外注化する場合には、改善の過程も含めて、その成果の是非を適切に評価できなければ、収益を増やすことはままなりません。

このような場合は、次に紹介する「業務効率を改善する」ホームページ運営がベストな結論となります。

松村(左)

なぜかと言うと、のらりくらりと経費を貪る外注に当たってしまうか、プロに愛想をつかされて離れられてしまうからです。

ホームページを使い業務効率も上げるのなら自作&自社運営がベストだが…

ホームページは売上やお客様の獲得以外にも、業務効率を改善するツールとして運営する事が出来ます。

しかし、この場合は、基本的にホームページは自社作成し、自社で運営が完結できるようにならなければなりません。

おそらく、社内にホームページを作成できる人材がいない企業が多い事でしょうから、この場合は、社内運営を視野に入れたホームページを作れる制作会社に依頼するのがベストとなります。

この場合は、10ページ程度の超小規模サイトを「自社運営を視野に入れた仕様」で、ホームページの作成を依頼してください。

そして、しばらくの間は、運営指導のコンサルティングが必要になると思います。

ホームページの自社運営指導は、どうしても、ホームページの制作依頼費用よりも高額になってしまいます。

そのため、その依頼費用を必ず成果として取り戻すと言う気概が必要です。

松村(右)笑顔

担当者の「やる気」も非常に大切で、指導を受ける担当者は素直な人材であり、「ホウレンソウ」が適切に出来る人材でなければ、結果は付いてこないことでしょう。








既に多くの顧客を抱えている場合、もしくは多くの商材を取り扱う場合

既に多くの顧客を抱えている場合や既に一定の顧客を抱えていて、リピートセールスや既存顧客に対する新商品のセールスなどにWEBサイトを利用したい場合には、WEBサイトには顧客マネジメントシステムが必要になります。

また、多くの商材を取り揃えている場合も、システム連動型のWEBサイトが必要です。

システム連動型のWEBサイトは、開発費用は多少高額になります。

間違っても、生半可な気持ちで、ショッピングカート付きのレンタルホームページなどでスタートしないようにだけは、くれぐれもご注意ください。

それでは、個々に詳しく見ていきましょう。

多くの顧客を抱える顧客リストが充実しているケース

ホームページ活用を本格化する以前から、既に多くの顧客を抱えている「顧客リストが充実している企業」の場合なら、多少経費を注ぎ込んだとしても、顧客マネジメントシステムと連動するWEBサイトの構築がおススメです。

システム会社とは長い付き合いになり、パートナー的な付き合いにもなるため、システム会社選びは慎重に行ってください。

社内にもシステムに関して、開発までは出来なくとも、エンジニアとの会話がスムーズに運べる人材が必要になってきます。

システムは、他者が開発したシステムを、また別のシステム会社が引き継ぐ事を互いに嫌う傾向にあるよう感じています。

実績のあるシステム会社か、プロトタイプのβ版システムから試験運用を行って…と、適切なプロセスを実施してくれるシステム会社に依頼するようにしてください。

多くの商材をWEBで販売したい場合

ショッピングモールサイトの運営を目指しても、おそらく数ヶ月から1年くらいは満足の得られる売上を獲得するのは難しいでしょう。

将来的にショッピングモールサイトの運営を目指すにしても、初めのうちは販促する商材を決め、ひとつずつ確実に売上を手にしながら、それぞれのノウハウを獲得していくのが賢明です。

これまで、3件ほど、知り合いの社長さんから相談を受けたことがあります。確かに取扱商材を集めるのは上手な企業であり社長さんたちでした。

しかし、3社の内1社は、運営権を譲渡。もう一社は売却。残り1社は預託在庫を抱えたまま放置されています。

ショッピングモールサイトを立ち上げ「売却」し、利益が残るのなら、それもまた、ビジネスかもしれません。

しかし、実績が出ていないショッピングモールサイトを売却しても、利益は出ません。

どれだけ、商材を集める力があったとしても…。既に多くの商材をネット通販以外の方法で販売していたとしても、ネット通販に初めて取り組まれる場合は、その中から、もっとも売りやすいと感じる商材か、その商品を買った人に、次にオススメできる商材の繋がりがある商品を選んでネット通販を始めてください。

松村(左)

販促する商材を決め、ひとつずつ取り込むのがベストと言うより、ネット通販では鉄則なのです!

間違えてもショッピングカート付きレンタルホームページなどは利用しない事

ショッピングカート付きレンタルホームページは、あくまでも、個人が趣味でネット通販を始めるためのものだと理解していたほうが懸命です。

もちろん、ショッピングカート付きレンタルホームページで結果を残している企業もあるかもしれません。

しかし彼らは、ショッピングカート付きレンタルホームページを使いこなすスキルを持ち合わせていたためうまく運用できただけです。

固定費が開発費と比べ、破格的に安いから…。
どれだけ(開発したシステムを)使いこなせるか分からないからショッピングカート付きレンタルホームページから始めよう…

などの考えの場合は、取扱点数を絞り、理想は1品に絞って、まずは、ネット通販の実態に触れることが先決です。








既にシステム連動型のWEBサイトを運営しているが売上向上の策が見えない場合

システム連動型のWEBサイトの弱点は、WEBサイト自体がシステム優位に開発されている事が多いため、セールスやSEOに向いていないケースも少なくありません。

この場合も、ネット通販を初めて取り入れる場合と同様に、有力商材をひとつ選び、セールスページを作成して、その決済だけをシステム連動型のWEBサイトで行うと言うのがベストです。

もしくは、取扱商材のテーマにちなんだ「専門情報サイト」を立ち上げるのも、ひとつの方法です。

既に、システム連動型のWEBサイトを運営しているのですから、スタッフ不足に悩む必要も専門サイトの作成に関して業者を選ぶ必要もないでしょう。

新たにドメインを取得し、ブログ機能付けSNSとの連動を図った超小規模サイトを立ち上げてください。

この専門情報サイトは「商品を売る」というコンセプトではなく、「必要な情報を手にした読者が、商品を買えるサイト」というコンセプトで運営します。

(記事のまとめ)
ホームページを自社作成するか、制作会社に依頼するかのボーダーラインは、「制作会社の質」や「運営代行会社の質」を適切に評価できる人材を社内に有しているかとなります。

仮に、リスティング広告代行やSEO対策代行業者の「サービスの質」を適切に評価できなかったとしても、利益を上げ続けられるだけの仕組みがあれば、この限りではありませんが、基本的に私たちは、スキルが社内に蓄積できる「自社運営」を推奨しています。

ホームページで成功するために社内に蓄積したいスキルは…

  1. SNS活用スキル
  2. SEOスキル
  3. 広告活用スキル

以上3つ。

費用と人材に余裕があるのなら「広告活用スキル」の蓄積から目指し、当初は広告代行会社とタッグを組んで取り組むのが良いでしょう。

この場合「リスティング広告の運用だけ」と言うような「特化型代行サービス」ではなく、セールスページの作成やABテストを実施できる業者を探すのがベストです。

②の「SEOスキル」には、ブログ運営スキルに加え、画像の加工スキルなども含まれます。

①の「SNS活用スキル」とは、「テクニック論」に溺れることなく、顧客への情報提供と顧客や見込み客との「対話力」を磨くスキルに集中することが肝心です。

ホームページを自社作成するにしても外注に依頼するにしても10ページ以上のホームページは立ち上げ時には必要ありません。

その理由と、新設サイト公開後の運用方法などは、特設サイト「ホームページの虎の巻」を参照ください。

ホームページの虎の巻