呆れる松村(右)

WordPressはHTMLやCSSの専門知識がなくても、ホームページが作れる。ブログ感覚でサイトの運営ができるなんて言われていますが、実態はそうではありません。

WordPressを企業や店舗のホームページに採用するケースも以前にも増して、増えてきました。これに伴って大手などは、HTMLやCSSの知識がなくても、思い通りにホームページを制作できる独自のCMSを貸し出すサービスも増えてきています。

ここでは、あまり表に出ていないWordPressのメリットとデメリットを抑えながら、あなたに最適なホームページ制作を見つけていただければと思います。

WordPressのメリット

WordPressのメリットは、HTMLやCSSの知識がなくてもホームページを立ち上げられるところです。数年前までなら、サーバーにこのWordPressをインストールするにも専門知識が多少必要ではありましたが、近年、ほとんどのレンタルサーバーでは、ワンクリックでインストールが完了します。

「とりあえず」ホームページを公開するためだけの設定方法なども、各レンタルサーバー会社の「ヘルプページ」を読めば、慣れていない人でも30分もあれば、ホームページを立ち上げることができます。

レンタルサーバーは、月額500円程度から貸し出されていますし、ドメインも年間1,000円程度です。WordPressを導入すれば、以前から問題視しているウェブ製作業界にはびこる無駄な「保守管理手数料」を制作会社から搾取されなくて済みます。

その上、WordPressは「ブログ感覚でホームページを運営できる」という触れ込みがありますので、本当にその通りなら、制作会社に「更新サポート手数料」を支払う必要もなく、外部にランニングコストを支払わなくてもホームページの運営が出来るのが、WordPressのメリットです。

WordPressには無料のデザインテンプレートや機能アッププラグインが無数にある

WordPressを導入するメリットは…と、言いますかWordPressの「魅力」は、それこそ「星の数ほど」ある、ワードプレス・テーマと呼ばれる、デザインと機能を兼ね揃えたパッケージが有料無料を問わず、無数にあること。
そして、この「ワードプレス・テーマの補完」を行う、機能向上「プラグイン」も無数にあることです。

ワードプレス・テーマもプラグインも、ネット上で配布されている数が無数にあることから、どのテーマを選び、どのプラグインを選べば良いのかを迷うところではあります。しかし、ウェブツールを使えば、あなたが参考にしたいと考えているウェブサイトが、どんなワードプレス・テーマを使っていて、どんなプラグインを使っているのかを知ることができます。

このサイトは、京都の「ウェブライダー(松尾茂起さん)」が、開発している「賢威」という、国産ワードプレス・テーマを使っています。WordPressの機能向上とセキュリティ強化のためにプラグインには「Akismet」と「SiteGuard WP Plugin」「Limit Login Attempts」を使っています(それぞれの機能や使い心地に関しては、随時ブログでお伝えします)。

問い合わせフォームを簡単に設置するために定番プラグインともいうべき「Contact Form 7」を使っています。このプラグインは世界各国で使われている問い合わせフォームをWordPressに設置するためのプラグインなんですが、国産プラグインです。福岡在住の三好さんが制作されています。

松村(左)

このほかにもプラグインは、作業効率を上げるためのプラグインとWordPressの日本語版不具合などをサポートする定番プラグインを導入しています。

SEOプラグインとしては「Yoast SEO」を使っていますが、国内のWordPress愛好者の中では「All in one SEO Pack」の、ほうが人気は高いようです。どちらもある程度日本の有志によって翻訳されていますので、英語が苦手な人でも安心して使えます。

私はこの2つのプラグインからSEOについて多くの学びを得ました。機能もさることながら、すごく勉強になるプラグインです。

私は導入していませんが、このほかにも表示上のモーション演出を実装するためのプラグインや管理画面をカスタマイズするためのプラグイン。サイトの表示速度を速めるためのプラグインなど、実に多種多様なプラグインが「無料」で準備されています。

指し棒(左)

ここでちょっと注意です。
ここまでのメリットって、誰にとってメリットになるか、考えたことってありますか?

WordPressが持つメリットの大半は開発者向けのメリットでしかない。

ここまでお伝えしたWordPressのメリットは、もし、あなたが開発者(エンジニア)か、ウェブエンジニア志望の人なら、すごく魅力的に感じたと思います。しかし、このページを読んでくれているあなたが、開発者でもエンジニアでもプログラマーでもなければ、そうなることを志望していないとするのなら、「なんだか、WordPressってすごいね。だけど、それをどうやって組み合わせるの?」と感じていたと思います。

そうなんです。

WordPressが持つメリットの大半は、開発者向けのメリットでしかないわけなのです。一括りに「開発者」と言っても、デザイン開発、セキュリティ面、操作性、表示速度、SEO関連などそれぞれの開発には、それぞれの専門知識が必要です。
しかし、それぞれの分野を専門的に勉強しなくてもワードプレス・テーマやプラグインを作る際に必要なphpやJavaScript、jQueryなどを多少理解できれば、そこから新たなものを開発することができるようになります。

私はエンジニアでも開発者志望でもありませんが、必要に迫られこれらの専門分野に首を突っ込むようになり、新たなプラグインやワードプレス・テーマを開発する時間までは取れませんが、それぞれの良し悪しや組み合わせ方に加えて、ちょっとしたオリジナルカスタマイズを加えることができるようになりました。

2011年から、ワードプレス・テーマに関しては国内外問わず3,000種以上のワードプレス・テーマを調査してきましたし、今でもテストサイトを使って各種検証を行っています。

そんな中、数年前から「WordPressは専門知識を持たなくてもブログ感覚でホームページを制作でき運営できる」という「謳い文句」に疑問を感じていたわけなのです。

例えば、下図がWordPressを導入しただけの投稿画面です(プラグインとして「Yoast SEO」が導入されています)。

 

次の図が、無料ブログで人気の「アメブロ」の投稿画面です。

アメブロの投稿画面

どちらの投稿画面でも、どこに記事のタイトルを入力し、どこに本文を入力すれば良いのかは、直感的に理解できるかと思います。

「ブログ感覚で」という言葉通り、アメブロの投稿画面とWordPressのデフォルト投稿画面は「よく似ている」かもしれません。
しかし、各種ボタンの意味やボタンをクリックすることで自動的に記述されるソース(HTMLタグやCSS装飾など)が、どのような意味を持ち、グーグルが好むと言われる「整理されたHTMLソース」に合致しているかどうかまでは、わかりませんよね。

「ブログ感覚」の意味を「良いようにだけ」解釈してはいけない

確かに、上図を比較してもアメブロの投稿画面とWordPressの投稿画面はよく似ていて、アメブロの運営ができれば、WordPressでホームページを運営できるような気にさせてくれます。

しかし、以前人気を博したアメブロは「検索上位表示に強い」という、まことしやかな噂が持ち上げられ、今でも都市伝説のように「アメブロは検索にかかりやすい」「はてなブログはSEOに強い」など、まことしやかなことを売り文句に、その運営ノウハウを売っているコンサルタントやSEO会社がいますが、これは決して事実ではありません。

確かにその昔、「アメブロ」や「はてなブログ」は「http://ameblo.jp/」や「http://d.hatena.ne.jp/」というドメインをGoogleが高く評価してしまっていたので、ドメインの評価の差によって独自ドメインのホームページよりも検索結果の上位に表示されることはありました。しかし、ここでも適切にSEOの知識を持って運営している人だけが、その恩恵を受けられただけで、誤った知識のまま、それこそ「ブログ感覚」で、運営していたのでは、結果を得ることはできませんでした。

「間借りドメインの弊害」を知らなければ、適切にアクセスを獲得できるキーワードすら見つけることができなかったわけです。現にアメブロにはサロン系ブログがたくさんありますが、検索結果の1ページ目すべてがアメブロに覆い尽くされるということはありません。サロン系キーワードは、ホットペッパービューティが強いですが、1ページ目すべてがホットペッパービューティのコンテンツで埋め尽くされていないのも、これと同じ原理なのです。

結果「WordPressはブログ感覚で運営できる」と、興味を持たせ、WordPressでのホームページ作成に、一般の人たちを惹きつける。そして、制作会社はWordPressを導入することによって、ホームページ制作労力を抑えることが出来るので「制作費無料、管理費月々数万円」といったサービスを生み出すことができるようになったわけです。

指し棒(左)

ホームページが出来てしまって、公開してしまえば、運営を途中でやめることは、なかなかハードルが高いことですからね。

結果、ブログ感覚でホームページを運営したところで、アクセスを獲得できるはずもなく、ましてや上のキャプチャのような投稿画面では、文字装飾すらままならず、画像の配置や読みやすさなども無視されたコンテンツばかりが吐き出されるようになります。その結果、これまた実態のない「コンテンツSEOサービス」なる、摩訶不思議なネーミングのサービスをセールスされ、なんとなくもっともらしく聞こえるので、制作会社ではなくサーバー会社が管理しているにもかかわらず徴収されている「管理費」に加え「更新代行」でしかない「コンテンツSEOサービス」に加入してしまうわけです。

呆れる松村(右)

「コンテンツSEO」なんて言葉がありますが、今まで何をSEO(検索エンジンに最適化)していたのでしょうね?というより、コンテンツ以外の何を検索エンジンに最適化させる必要があるのでしょうか?

こうなれば「ブログ感覚で」と、謳われるWordPressの魅力はどこに行ったのか、わからなくなりますよね。そう行った意味では、私たちが運営しているサービスに「記事代行どっとこむ(すでにサービスの提供は行なっていません)」には、無料ブログの運営代行依頼が絶えませんので、ある意味「WordPressのブログ感覚」で、更新代行を依頼するホームページシステムなのかもしれません。

松村(左)

嫌味がちょっと過ぎましたね!それでは、WordPressのデメリットを抑えながら、それを克服する方法をご紹介いたします。

WordPressのデメリットで簡単に克服できるものとできないこと

WordPressが持つ、最大の「デメリット」は、「なんだか魅力的なシステムなので始めてしまう」ということです。言葉が少し悪くなりますが「専門知識」という名のブラックボックスにWordPressを使えば、簡単に引き込むことができるわけです。

はっきり申し上げますが、今日…

ウェブ活用に独自のノウハウなんて存在しません。

もちろん、目的に応じた「個別のノウハウ」は、存在します。これと同じように、ブランディング用のサイトと集客用のホームページでは、そのデザインや仕様は異なります。
ワードプレス・テーマも、用途別のワードプレス・テーマがあります。情報発信系のサイトに特化したワードプレス・テーマもありますし、ネットショップ運営に特化したワードプレス・テーマもあります。

現にこのサイトでは情報発信に特化した「賢威」というアフィリエイターの多くが利用しているワードプレス・テーマを使用し、コーポレートサイト風に幾つかのページをカスタマイズしています。また、私たちのコーポレートサイト(ボナッポ)は、ブランディング用のワードプレス・テーマを利用していますので、情報発信や集客には向きません。

個人のブログは、情報発信に特化した、また別のワードプレス・テンプレートを利用し、集客や販売とは別の目的でホームページを運営しています。

ワードプレス・テーマに「目的別」の仕様がある通り、優れたワードプレス・テーマには、プラグインを加える必要のないものも存在しています。
これまで、数100件を超えるホームページのリニューアル依頼を受けてきましたが、中には、「なぜ、このワードプレス・テーマに、このプラグインが足されているのか?」と、疑問を抱くケースも少なくありませんでした。

機能が重複しているのです。

「WordPressは表示速度が遅い」という話を耳にしたことのある人も少なくないでしょうが、この「WordPressは表示速度が遅い」という現実を生んでいるひとつの原因に、ワードプレス・テーマとプラグインの機能重複が挙げられます。また、ワードプレス・テーマとプラグインの相性による表示速度低下も、その理由のひとつです。

WordPressが持つ最大のデメリットと言える「専門知識という名のブラックボックスに引き込まれる」デメリットを払拭する方法はあります。その、もっとも簡単な方法は、なぜ、そのワードプレス・テーマを採用し、なぜ、そのプラグインを導入しているのかの説明を、ちゃんとあなたが理解できるカタチで説明を受けることです。

WordPressのデメリット「制作費」の謎

きっと、あなたは「なぜ、ブログ感覚で運営できるWordPress」を使ったホームページに数十万円や100万円を超える制作費が発生することもあれば、制作無料で月々の管理料だけで、WordPressサイトを手にできるのかと不思議に思ったことがあるのではないでしょうか。

ホームページ制作料には「ディレクション費用」と「デザイン費用」の2大項目があるのですが、この「ディレクション費用」に関しては、『制作費抑制の秘訣』で、お伝えしていますので、そちらでご確認いただきたいのですが、もうひとつの「デザイン費用」に関しては、ホームページの目的別にフォーマットはすでに出来上がっています。

この「ホームページ運営の目的別フォーマット」は、国内外のワードプレス・テーマ開発会社が莫大なデータをもとに、また、そのテーマの売れ行きによって「使えるデザイン」と、そうでないデザインが明確に分かれています。

もちろん、ワードプレス・テーマは、ひとりでも多くのユーザーに利用されることを目的にいくつもの機能、様々な機能を持たせ汎用性に富んだ仕様になっていることも少なくありません。そのような「汎用性に富んだワードプレス・テーマ」を、選んでしまうと、表示速度が遅くなったり、無駄なソースを吐き出してしまい、Googleに嫌われる場合もあります。

松村(左)

たったこれだけのことを抑えるだけでも、どれだけ「オリジナルデザイン」を採用することが、費用対効果が悪くなるか簡単に想像できますよね?

これまでに3,000種以上のワードプレス・テーマを調査してきたとお話ししましたが、実際に有効な成果をあげるワードプレス・テーマは1割にも満たないというのが現状です。同じようなデザインなのに、機能に違いがある場合は、ワードプレス・テーマの価格も異なります。機能に違いがあれば、カスタマイズの難易度も変わります。取り扱いが比較的楽なワードプレス・テーマを目的に応じて採用すれば、主目的と異なるいくつかのページに、その目的に応じたデザインを採用する場合のコストも抑制することができます。

少し専門的な話になりますが、この「デザイン」を実現するために必要な専門知識は「文字装飾」を実装するのにも必要な「CSS」に関する専門知識です。ホームページ作成の専門知識の中でも最低限必要な知識で初級レベルの専門知識と呼べるスキルです。

だからあまり聞かないですよね。

jQueryマスター講座。今からでも間に合うphp。Ruby入門…。これらはとても便利なプログラム系の比較的高度な専門スキルです。失敗すればエラーが起こり、サイトは表示されなくなります。CSSに関しても、日進月歩で新しいバージョンが追加されていたりしますが、あくまでも「デザイン」を象るためのスキルですので、ミスを犯したとしても、サイトが真っ白になるということは起こりません。
逆に言えば、それほど高度なスキルでもないため、エンジニアとして専門的に勉強した経験がない私でも実践ベースで、そのスキルを身につけることができたわけです。

まとめると…

目的に沿ったデザインには、データに基づいたフォーマットが存在しているためにオリジナルデザインなんてものが存在したとしても不要ですから、ここにそんなに高額なデザイン費用が発生することはありまない。

また、有料無用を問わずいくつものワードプレス・テーマを調査していれば、制作会社はコストを抑えたホームページ制作を実現できることを知っていて当たり前と言うわけです(裏を返せば、ホームページ作成会社は利益率を上げやすくなるわけですね)。

参考サイトを選んだ理由を制作会社に説明できるようになろう!

私たちもそうですが、ホームページの作成依頼をいただく際には、デザインの「参考サイト」をいくつか挙げていただくようにしています。

これまで、ホームページ作成会社のコンサルティングを行ってきた経験からお話しさせていただけば、一般的なホームページの作成会社の場合は、依頼者の好みを知るために「参考サイト」を挙げるようにお願いしているようです。

ホームページの運営目的やホームページに「望むこと」を適切に制作会社に伝えることができる依頼者というのも少ないのが現実ですから、参考サイトをもとに、なぜ、そのサイトを気に入っているのかをヒアリングすることは、ホームページの作成には非常に有効なことです。

しかし、ただ単に参考サイトを選んだ理由を鵜呑みにして、ホームページの作成に当たれば、そのホームページが成果を上げられるかどうかは「博打」に、なります。

その理由は、参考サイトの運営実態を依頼者も制作会社も掴むことができないからです。その参考サイトが依頼者が望むホームページの目的と合致しているかどうかも、怪しい限りです。

すでに、こういった視点でホームページ作成を行なっている制作会社なら、トップページからの導線を確認し、いくつかのページと最新のブログ記事、SNSとの関係などをチェックすれば、どういった意図でホームページが運営されており、どういったことを「第一目標」に、ホームページを運営しているのかをかなり高い精度で見分けることはできます。

ホームページが持つ究極の目的は「売上」でしょうし「集客」なのは、当たり前のことです。しかし、この「第一目標」を実現するデザインやホームページの機能を抑えておかなければ「はじめの一歩」が踏み出せないサイトとなってしまいます。そうなれば成果なんて得られるはずもなく、期待する結果も得ることはできません。改善するために必要な結果ですら、それらを得るために時間と労力を必要としてしまうわけなのです。

参考サイトを選んだ理由は、なにも的確に的を得た説明ができる必要はありません。

「ここのこういったデザインは、こんな結果に結びつくと思う」「ここにこのボタンが大きく配置してあるのは、こんな目的があるからだと思うので、自分の場合は、こっちのページにリンクさせるようなボタンにしてほしい」と、憶測レベルでも十分なので、あなたなりに「参考サイトを分析」してみてください。そうすることで、制作会社は、事前のヒアリングをもとに、あなたがホームページを通じて実現したい結果と手に入れたいと望んでいる成果に優先順位をつけることができるようになります。

このようにして、あなたの「言葉にならないホームページに期待する思い」に優先順位をつけ、ホームページ作成のディレクションを行い、そのあなたの意志に沿って見積もりを作成し、その見積もり内容を説明してくれるのなら、とても素敵な制作会社だと思いますし、必要なディレクション作業だと思います。

制作コストは、あなたの意志が的確に反映されるかを中心に、依頼者であるあなたの価値観で測る費用対効果と制作会社が「仕事」として受ける立場の「費用対効果」の両側面からバランスを図り、制作会社と良好な関係を築くことができるように心がけてください。

なぜなら、WordPressには、簡単に払拭できない「継続的な」デメリットがあるからです。

WordPressが持つ「継続的な」デメリット

WordPressが持つ「継続的なデメリット」とは、WordPressが開発されている背景に強く影響を受けています。

確かに、WordPressは「無料」で利用することができます。新しいバージョンも無料でバージョンアップすることができます。
では「なぜ、こんな素敵なWordPressが無料で使うことができるのか」と、言えば、裏を返せば「無料のWordPressだけでは払拭できないこと」が、存在しているからです。

無料のワードプレス・テーマにも上位版の有料ワードプレス・テーマがあります。無料のワードプレス・プラグインにも有料版がありますし、有料サポートがあります。私たちのこれまでの調査では、ワードプレス・テーマの無料版と有料版が持つ「機能差」よりも、プラグインの無料版と有料版の違いのほうが、コストパフォーマンスは悪くなると感じています。

目的にあった有料のワードプレス・テーマを使うことで、有料版並みのプラグインが持つ機能を兼ね備えたワードプレス・テーマを使うことができるようになるからです。そもそも、プラグインはワードプレス・テーマの補完システムですので、土台を充実させれば、プラグインは不要になります。

笑顔(右)

プラグイン不要のワードプレス・テーマ「●●」という広告を見たことはありませんか?制作者でない限り何が魅力的なのかわかりにくい宣伝文句ですが、私たち制作者にとっては、気になる宣伝文句のひとつです。

実はワードプレス・テーマの無料のものを使って、プラグインも一切使わず、人気の有料ワードプレス・テーマ以上の機能とデザインを兼ねそろえたホームページを作ることは出来ます。これがいわゆる「サイト開発」という分野で、私の知る限り、この費用は200万円をくだりません。もちろん、tmc3sp.comには、そんな開発ができる凄腕エンジニアはいませんので、私たちに受注することはできません。

いうまでもなく、こういった開発ができる制作会社は国内にもたくさんあります。しかし、そんな「サイト開発」を発注する事業者が、それらの開発会社を潤すほど存在しているかといえば、そうではありません。これは、海外も同じことです。そのためワードプレス・テーマが、無料で配られ、そして有料版が販売されているわけです。

一時期、私もワードプレス・テーマの開発に着手したことがありますが、さすがに3,000種以上を調査していると、「あ!この機能はあのテーマを少しカスタマイズすれば…」「あ!この機能とこの機能はほとんど同じ目的でしか使わないから1つで良いか…」と、汎用性の富んだワードプレス・テーマの開発ではなく、目的に応じた開発を進めようとした結果、非常にコストパフォーマンスの悪い業務を行なっていることに気づくことができたわけです。

その結果、いくつもの人気のワードプレス・テーマの実地検証をはじめ、無料のプラグインを足したり引いたりしながら、そのワードプレス・テーマが持つ、いちばんのコストパフォーマンスを発揮できるホームページとは、どういった目的で運営されるホームページなのか…ということを調査しているわけです。

そして、このような調査をいくつものサイトやサーバーで行なっていると、継続的に発生するWordPressのデメリットを浮き彫りにすることができたのです。

WordPressに付きまとう継続的なデメリット

WordPressを使ったホームページを運営する以上、継続的に付きまとうデメリットのひとつに「セキュリティ」の問題があります。『快適に運営いただくために』のページでもお伝えしていますが、ホームページのマルウェア感染やサイト改ざん被害に備えなくてはならないのは、WordPressを利用する以上、必須事項です。

WordPressシステム自体のバージョンアップや、ワードプレス・テーマのバージョンアップ、プラグインのバージョンアップは、機能改善、不具合修正のためだけのバージョンアップだけではありません。セキュリティ面の改善や、これらのウィルス感染、サイト改ざんなどWordPressが持つ脆弱性の改善のためにも行われます。

「ワードプレスを顧客ようにカスタマイズ」で、検索すれば見つけられる通り「WordPressバージョンの更新情報を非表示にする」という項目が、堂々と掲載されています。なぜ「WordPressバージョンの更新情報を非表示にする」必要があるかというと、phpスキルの乏しいホームページ作成者が無謀とも言えるカスタマイズを行ってしまった結果WordPressのバージョンアップと同時にサイトのレイアウトが崩れたり、機能不全による「ホワイトアウト(サイトが真っ白になる現象)」を引き起こさせないためです。

呆れる松村(右)

このほかにも「サイト改ざん」被害にあって、サイトのリニューアル依頼を獲得しやすくする狙いがあるかもしれません。

WordPressのバージョンアップを行わなければどうなるかというと、マルウェアなどのウィルスに感染するリスクを広げるとともに、サイトの改ざん被害にあるリスクを増やし、結果、GoogleChromeやAppleのSafari、マイクロソフトのインターネットエクスプローラといった「ブラウザ」から、接続のシャットアウトを受けて下図のような表示にサイトの全ページが入れ替えられるリスクを増長します。

サイト改ざん被害

このサイトのセキュリティに関して、tmc3sp.comでは、プラグインとサーバーの両方で補強しながら、順次WordPressのバージョンアップを行なっていただくよう、ご依頼者にはお願いしています。

WordPressのバージョンアップを行う前には「バックアップ」を取ることが推奨されていますが、このバックアップもレンタルサーバーで自動取得できるサーバーを使うことで作業を少なくするようにしています。レンタルサーバーによってはバックアップの自動取得は無料、バックアップデータを利用する際に料金が発生(エックスサーバーなど)するパターンや月額のレンタル料が少し割高になりますが、バックアップデータの自動取得もバックアップデータの利用料もすべて込みとなっているレンタルサーバー(CPI)などがあります。

このサイトはcpiサーバーで運営しています。

個人的に好きなレンタルサーバーを聞かれれば、迷うことなくこのcpiサーバーと個人ブログを設置しているエックスサーバーと答えます。

過去、この2つのサーバー以外で運営していたいくつかのサイトや過去にご依頼いただいたホームページ運営者のサイトが改ざん被害に会い復旧作業を行なったことがありますが、それほど頻発する問題ではないと考えられているため、あまりサイトのセキュリティに関して深く考えている制作会社もサイトオーナーもそれほど多くありません。

サイトのセキュリティや復旧作業は、サイトの作成ともまた違った専門分野になります。この専門分野はどちらかといえば、サーバー管理の専門知識となります。信頼の置けるサーバーをレンタルするか、私たちが提供しているようなサポートサービスの一環として、信頼できるサーバースペースの貸し出しやセキュリティに関する監視及び復旧サポートが含まれている継続サポートを選ぶようにしてください。

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