考える(右)

過去、何も考えずに私たちも制作事例を掲載することはありました。でも、実際に掲載してみると「違和感」しかありませんでした。そして、私たちがホームページ制作やSEOの他者実績を拝見するときのことを冷静に考えると…

今回のお話はちょっと「怖い」と思わせるお話になるかも知れません。

私たちは、そんな怖い目にホームページの制作依頼者さまを晒すわけにはいきませんので、私たちがお手伝いさせていただいたホームページの制作事例やSEOなどのホームページ運営サポートの実績などを具体的に掲載することはありません。

それだと「どんなサイトを作ってくれるのかわからないじゃないか!」と、の声が聞こえてきそうですね。

それでは、ご質問です。

制作事例を見て、何がわかりますか?
SEO業者さんなんかで「〇〇で1位」などありますが、そのキーワードで1位になって、どれだけの成果に繋がったかを正しく把握できていますか?

制作事例は、制作会社の実績紹介にもなっていない

まず、ホームページ制作会社の制作事例や実績掲載の話から始めましょう。

ホームページの運営相談を寄せてくださる人やサイトのリニューアルを検討している人からのご相談の中には一定数に「design by (制作会社名)」というクレジットが入っています。これもなかなか、涙が出るくらい滑稽なことなのです。そのリンクをたどると、いくつもの制作事例を掲載しているウェブサイトの制作会社さんホームページにたどり着けます。

そこで、私たちはリニューアルを依頼されている制作会社は、現行サイトをどのように作っているのかをその制作実績を見ながら調査します。「オリジナルデザインで!」なんて謳っている8割以上の制作会社の事例にオリジナリティなんてカケラはどこにもありません。もちろん、私たちプロから見た場合ですけれど…

ホームページ制作会社のサイトで「SEOも!」なんて謳ってある場合は、制作事例のキャプチャから該当サイトを割り出して、どんなキーワードで上位表示を狙っているのかも調べます。このとき、たいていの場合、上位表示していません。過去、事例紹介に挙がっているキーワードで上位表示していたのは事実でしょうが(じゃないと依頼者からクレームです)、すでに上位表示できていないんですね。

そういった意味では放置状態の私たちが運営している「記事代行どっとこむ」に掲載している「自社サイト運営での上位表示経過」のほとんどが今は上位表示していません。

しかし、過去上がっていたキーワードで売り上げが伸びた実績があると事例で紹介してくれているのなら、現段階でそのキーワードで上位表示を狙う価値が本当にあるのかを念入りに調査する価値が上がります。

指し棒(左)

答えを教えてくれているわけですね!

ということは、ホームページの制作実績を掲載すると言うことは、依頼者のライバルサイトに、答えを教えているようなものです。それも依頼者はお金を支払って、制作会社はそのお金を経費として使って労力を捻出し、見つけた「儲かるキーワード(過去に実際に儲かった)」を、公開してくれているわけです。

ですから、私たちは、自社運営のサイト以外、制作事例は掲載しません。

依頼サイトの制作事例は掲載せずに、なぜ、自社運営サイトは掲載するのか

なぜ、依頼をいただいて作成したホームページの制作実績は掲載せずに、自社運営のサイトは紹介する(制作事例一覧なんてページを私たちは作りません)のかと聞かれれば、WordPressのテンプレートとも言える「ワードプレス・テーマ」をどのようにカスタマイズできるのか、カスタマイズしてどんな効果を底上げしたのかを解説するために、自社運営の一部のサイトは制作事例として紹介しています。

なぜなら、真似されても調査されても、自分たちのサイトですから、次の一手を常に準備しているからです。逆に真似をし、追随してくるサイトにはどんな会社がいるのかも調査しています。

「記事代行どっとこむ」は、その典型的な例です。詳しくは拙著の中でお伝えしています。

インターネットとは「情報」を公開する場所です。「情報」は「ネタ」と言われますよね。「ネタ」とは「種」の業界用語(何業界の用語かは知りません)だそうですが、「情報」の質は「受け手によって変化する」と言うことを考えて、インターネットを使わないと逆効果なのです。

自分たちはこんなサイトが作れます!と、閲覧者にデザイン性や過去の実績をセールスライティングの王道とも言うべき「実績紹介」として、掲載しているのでしょうが、そのことによって依頼者のライバルをいたずらに増やしていると言うことも心得ていなければ、依頼者に対して失礼だと、私たちは考えます。

逆にあざとい会社なら、誰もがやっている制作事例紹介を「ネタ」に、ライバルサイトを増やして、依頼者からの依存度を増幅させるという手法だって使おうと思えば使えるわけです。そこまで頭が回っている制作会社なら、他のことに頭を使ったほうが既存クライアントとも、新規クライアントとももっと良い関係が築けるとは思います。

ということで、私たちは、依頼者様のホームページを制作実績として掲載することはありません。また、自分たちが運営しているホームページの一部だけを事例紹介として掲載するのは、そのような調査目的と、制作希望者にデザイン性やカスタマイズの幅などをお伝えする目的で掲載しています。

「一部だけ」と言う理由は、私たちが運営しているサイトの多くは広告サイト(アフィリエイトサイト)ですから、自ら売れるネタや売れるサイト仕様を公開するほど、私たちは「●抜け」ではありません。

先日、開発会社さんが事例紹介をしていましたが…

以前、この話をしたら、Facebookに開発会社さんが面白いシステムを開発した事例を、広告を使って宣伝していたのはどうなんですか?と、ご質問をいただきました。

該当する広告を私も「いいね!」しており、詳細が特定できたので、話を進めることができたのですが、おかげで私たちは今後開発には携わらないと決めました。なぜなら、国内のシステム会社(WordPress界隈や制作界隈では結構メジャーな会社さん)で新開発したといって広告まで打って告知してくださっていました。

広告のリンク先サイトの中では開発秘話の詳細を解説した記事を読ませてくれるのですから、その開発がどれだけ依頼者の収益に繋がるのかを考えれば、「開発」するよりも、海外の開発状況をリサーチしておき、そこから応用できるものは、応用したほうが早いわけです。WEB関連の「ソース開発」のほとんどが「オープンソース」といって自由にカスタマイズが許されているものが多いのです。

それらのオープンソースをカスタマイズできるだけのスキルがないのなら、そこで開発を依頼するのではなく「開発された意図」を把握して代替え案を探したほうがコストパフォーマンスは、良くなるわけです。

開発者は必ずといっていいほど、昨今は開発意図と開発秘話をお話ししてくれます。素晴らしい開発ほど、詳細に解説してくれます。

これもセールスライティングの小手先のテクニックなのですが、開発秘話を語る場合は、訴求するターゲットが絞られていくことを心得ておかなければ、開発秘話の前後で訴求ターゲットが食い違い、セールスが完結しなくなりますので注意が必要です。

と言うことは、開発事例や制作実績を広告を使って露出を増やすと言うことは、それなりの目的があると言うことなんです!今の時代情報が氾濫していますので、広告ですら目的を持って閲覧しなければもったいないわけです。

なぜなら、今の時代情報は無料で発信できますし、無料で拡散させる方法はあまたあるわけです。

そんな中、ウェブのプロだと言う人が広告費まで投じて露出させたいわけですから、それなりの理由があるわけです。逆からいえば、理由もなく無料だからといって掲載する(公開する)ことは、無神経な時代だと言うことです。

あなたは、デザイン力があり開発力があるけれど、無神経な人にホームページの依頼を出したいですか?
あなたが依頼したサイトをネタに調査され、あなたが頭をひねって考え出したアプローチ動線を無料でライバルに、あなたへの断りもなくお伝えしたいですか?

上位表示実績紹介は、「言語明瞭意味不明」

未だに、SEO業者の間では「キーワード〇〇で圏外だったのが3位!」や「1位!」なんてことをSEO実績として掲載しています。なぜ、このような掲載を「価値ある実績」として見てしまうのか私たちは不思議です。SEOに関して少しだけ知見を広めればこの実績紹介方法が10年前くらいに流行った言葉でもある「言語明瞭意味不明」なことだと、知ることができます。

仮に、冒頭でも触れましたが、そこに掲載されている事例が現在進行形の事実だったとします。そして、そのキーワードはあなたも上位表示を狙いたいキーワードだったとします。あなたは、そのSEO会社に依頼を出しますか?

真っ当な会社なら、あなたの依頼はお断りされるでしょう。

なぜなら、既存のクライアントさんに悪いですよね。仮にそのSEO会社が「いや〜さすがにこのキーワードでの1位は既存客に悪いので2位で良いですか?」と、言ってきたとします。

人情的に「仕方ないな〜今回は2位で!でも、その他のキーワードで、1位を取るオススメのキーワードなんてありますか?」なんて、やりとりが聞こえそうですが、ありえないですからね!

きっと、このくだりを読んでいるSEOを理解している人は、きっと今、大爆笑中だと思います。

上位表示実績を掲載するのはSEO会社にとってもマイナス(の、はず)

仮に…
仮にですよ…

1位のクライアントサイトを1位にしながら、あなたのサイトも2位になったとします。この順位が入れ替わらない保証はどこにあるのでしょうか。逆にあなたが1位の既存客で2位の依頼者が現れた時のことを想像してください。何かの拍子にその1位と2位が入れ替わったら…。

それでも、そんな上位表示実績を掲載しているSEO会社に依頼を出すのですから、不思議な世界です。と言うか、SEOを適切に認識して活動している私たちは、ある意味笑いが止まりません。そう言う意味からも私たちは上位表示対策とSEOは別物として考えています。詳しくは「SEOに対する私たちの考え方」(リンク)をご確認ください。

上位表示対策は、私たちの場合は自社運営の広告サイト(テストサイト)でしか、行いません。なぜなら、そのキーワードに上位表示する価値がある!と判断しても、本当に収益に繋がるかは上位表示させてみるまでわからないからです。上位表示したところで、コンバージョン(成果獲得)までの導線やライティングに不備があれば、収益にはつながりません。SEOでは、そんなテストは出来ません。

流行り言葉に惑わされないでくださいね

収益とは博打的に当たるか、テストによる改善の積み重ねによって得られるものです。

そう言った意味では、先日Facebookにも投稿しましたが、コンテンツ・マーケティングによる売上向上支援サービスなるものが、巷を賑わせているようですが、そんなことをするよりもリスティング広告を出稿したほうがスピード感はあります。

と、いいますか。WEBマーケティングと、コンテンツ・マーケティングの違いを説明できる人がいるのなら、私に教えてください。確かにコンピューターの技術確認によって、「マーケティング・オートメーション」なる技術が生まれました。

簡単にいえば、営業の精鋭部隊が過去、手作業や意味のある営業会議で行なっていたものが、コンピューターを使って自動でデータ解析出来るようになったのです。それも、莫大なデータを処理できるようになったので、「意味のある営業会議」とは、比べ物にならないくらいの制度で営業効率を上げてくれます。

さすがに理屈はわかっていますが、そのシステムを導入する資源も資金も環境も私にはありません。しかし、理屈が分かっているので、規模を縮小して特別なシステムを導入せずに「マーケティング・オートメーション」を実践しています。それも「記事代行どっとこむ」と言うサイトが典型的な例です。

このサイトは放置状態になり今年で5年目を迎えます。それでも未だに問い合わせを発生させ、短い営業フローでご成約をいただいたり、別のコンテンツを提示させていただき、必要になった時にだけ再度ご連絡をいただくような仕組みが出来上がっています。

こんなことを話していますが、なにも自慢したいわけではありません。

WEB的にどうのとか、SEO的にどうのと言う次元のお話ではないのです。もっと単純なこと「商い」をウェブで展開すれば良いだけです。「商い」は、一社完結では成功しません。それがインターネットだと、直接的に協力を仰がなくても、GoogleもしかりですしFacebookもしかり、半ば自動的に協力体制を提供してくれる仕組みがインターネットにはあるわけです。

そこを上手に使いさえすれば、抑えるべきことは「根本」と「ちょっとしたコツ」だけです。その全体像は「初めての方へ」と「SEOに対する私たちの考え方」でお伝えしています。

ご確認ください。

ホームページ制作に対する私たちの姿勢

SEOについて

【補足】

昨今、WEB周りでも人気の「AI(人工知能)」ですが、この「AI」を機能させるためには選択肢を蓄積させる必要があります。これをWEBに例えるとコンテンツを蓄積させる事になります。即ちGoogleはこれを自動化しているわけです。

と言うことは、Googleアナリティクスを使えば、マーケティング・オートメーションの「解」を得ることが出来るわけです。

そして、その「解」の精度を上げるためには、Googleにとっても、あなたの見込み客にとっても「選択肢」となり「情報」となる「コンテンツ」を適切にそして、可能な限り労力を抑えて増やしていくことが重要なのです。

私たちはそのため「ホームページの運営が楽になるWordPress管理画面カスタマイズ」を開発し、今も改善に向け調査試験を続けています。WordPress管理画面カスタマイズの詳細は、下記よりご確認ください。