松村(左)

WordPressの高速表示、コンテンツ作成の作業スピードを上げるためにホームページのリニューアルを行いました。

なぜ、ホームページをリニューアルしたのか

2009年に立ち上げたこのサイトも2012年にはレスポンシブWebデザインを採用し、今回で5回目のサイトリニューアルです。
前回の改修目的はWordPressの高速表示対策と価格を抑えたホームページ制作を行うためのWordPressTheme開発でした。

しかし、WordPressの高速表示に関してデータを集めていく最中(約1年間定点観測を行なってきました)、幾つもの疑問が湧いてきました。

詳しくは、ひとつの記事で解説しきれる話題でもないので、今後のエントリーを見ていただくか、メールマガジンで最新の話題に触れてください。

なにわともあれ、WordPressの高速表示に関しては、サーバーを変えただけでスピードアップすることもあれば、WordPressのテーマを変えるだけでも改善できることがあります。また、高速表示の検証ツールを使った指標の一部が下がっても、表示速度がかなり改善されると言うことも多々あります。

今回ホームページをリニューアルした理由は、このWordPress高速表示対策をもっと効率良く実現するための方法の導入。
そして、もっと楽に、もっとコスト抑えてSEOを実践していくための仕組みをこのサイトにも導入することが目的でした。

情報が交錯するWordPress高速表示対策

従来から言われる「汚いソースが表示速度を遅くする」というのも、疑わしい限りになってきたと言うのが事実です。
(現在、本サイトと同時期に立ち上げた新設サイトで検証を開始しました)

「ソースが汚い」というのは、外部ファイル化できるソースをベタ書き状態で書いてあるソースを指して言われることが一般的で、特に「スタイル要素(style=”~~”)」やスクリプト要素などは、昔から外部ファイル化を行なって読み込ませましょう…と、言われています。しかし、この読み込みファイルが大きかったり、数が多かったりすると、コンテンツを表示するのに時間がかかってしまう場合があり「ベタ書きしたほうが早い」と言うケースも存在します。

ホームページの表示速度が検索ランキングに影響するとかしないなどの話題が出始めて、私の知る限り3年くらい経ちます。スマホ対応マークは掲載されなくなり、表示速度が遅いサイトには特別なマークをつけると言う話も出ていましたが、一向に実装されていませんし、検索ランキングの影響が出ているとも思えません(実際は出ているのかな?)。

幸か不幸か、私が運営しているあるサイトは表示速度がすごく遅いのですが、なんやかやと言って検索されアクセスされたりSNS経由でアクセスが発生しているので、いろんなキーワードで上位表示しています。また、時代に逆行するかのようにスマホ対応もしていないHTMLベタ書きサイトは今でもいくつかのキーワードで上位表示しており、問い合わせを発生させています(ちなみにこのHTMLベタ書きサイトは放置状態になって、今年で5年目を迎えます)。

また、表示速度を図るWEBツールで主要サイトや広告サイトを比較した結果、これらのツールで評価される内容以上にコンテンツの数に比例しアクセス数は多く、検索経由のトラフィックも多く獲得できていることがわかりました。

そこで、行き着いた答えが「運営のしやすさの追求」です。そして、ホームページの製作会社として外せないコストパフォーマンスです。

開発に時間と労力をかければ、それだけ制作費用は高くなる。

私たちは、WEBサイトを「リサイクル可能な媒体」として捉えています。媒体は露出を増やしてこそ真価を表します。また媒体はそのボリュームによって、影響力を発揮します。単に「ボリューム」といっても、インターネットの場合は1ページ1ページがいくつものキーワードで露出します。間違ってもWEBサイトが、ひとつの塊となって露出することはありません。

このことを考えれば「ホームページのページ数=媒体の配布部数」と言う公式が成り立ちます。媒体のページ数を増やしたり配布部数を増やせば、それだけコストがかかります。しかし、このページ数や配布部数を自社完結で増やすことができれば、その費用は低く抑えられます。

また、紙媒体と違ってWEBサイトの場合は「雑誌のブランド力」と同じ意味で「URLのブランド力」が、配布部数に影響を与えます。これは、先ほどお話しした「ひとつの塊となって露出することはない」と言う話と矛盾するように聞こえますが、事実、露出する際(検索結果に表示される際)に、サイトが丸ごと紹介されることはありません。しかし、アクセスを集めることでURLのブランド価値は上がります。

もちろん「ブランド価値」ですから、「ヴィトン」に興味がない人に「ヴィトンのロゴ」を見せても何の興味も示さないように、検索ワードと関連性のないキーワードに対してはURLのブランド効果も同じように、何の影響力も持ちません。

これらのことを包括して、私たちはWordPressのテーマ開発をストップさせました。

開発ではなくカスタマイズを専門にするホームページ制作会社

WordPressのテーマ開発には国内外にある調査能力が優秀な開発会社に任せ、私たちは、そういった優良なWordPressテーマの開発が及ばない領域だけをカスタマイズして、ご依頼者の要望に沿ったホームページを制作することに努めることにしたのです。

幸い私たちは広告サイトも運営していますので、どのようなWordPressテーマが、どのようなホームページ運営タイプに最適なのかを心得ることができます。WordPressのテーマには、いくつかのフォーマットがあり、そのフォーマットは業種や業態とった括りではなく「運営目的」によって分類されます。

ご依頼者の企業環境と経営資源をお伺いし、目的にあったフォーマットの中から最適なものをピックアップする。あとは、ご依頼者の応じたカスタマイズを行うことで開発費を必要とせず、カスタマイズ料金のみでサイト作成を完結できると言うわけなのです。

信じがたい話かもしれませんが、このサイトは、言わずとしれた企業サイトです。企業サイトですが広告サイトでも使用している、アフィリエイターに人気の国内WordPressテーマの「賢威」を使っています。

ホームページのデザインをオリジナル化することは「開発」には、含まれないのです。

そして、今「デザインをオリジナル化」と言いましたが、検証されていないオリジナルデザインで成果を求めるようなナンセンスなホームページ作成を私たちは行いません。

Webデザインには「視覚効果」「閲覧動線」「訴求動線」という3つの視点で長年検証が行われています。すでに目的別のフォーマット(要素)は国際基準のようにハッキリしているのです。あとはその要素にイメージカラーや画像、主要コンテンツを配置し、閲覧動線に合わせてお客様それぞれのコンテンツを配置していくだけとなります。

もちろん「閲覧動線」ですから、細かなことを言えば、配置する場所やパーツによって「言い回し方」が変わってきたりもします。しかし、こういった「手の込んだ」施策が必要なのは、トップページとコンバージョンページ(購買ページ、もしくは、問い合わせを発生させるページや資料請求、メルマガ登録のページなど)だけです。

そのほかのページはすべて、それらの主要ページに向かわせる目的で作られるか、そのほかのホームページ活用のシーンで利用されるかといった「目的」に合わせて、ポイントを抑えるだけで作り出せるようになります。

言い換えれば、この「ポイントを抑えるだけ」ということを、「コツを抑えて単純作業で」と言う領域にまで落とし込むための開発にこれまで時間をかけてきました。

今では「コツを抑えて単純作業で」ご依頼者にコンテンツを生み出していただくカスタマイズのフォーマットも出来上がりましたので、こちらもコストパフォーマンス良くご提供できるようになりました。

そのひとつが、WordPressの投稿画面カスタマイズです。詳細は下記のボタンから動画が公開してあるページをご確認ください。

更新作業が簡単で時間も取らせず高速表示も再現

結果、このサイトの使用では、記事の原稿を準備すれば、コンテンツ化の作業は15分程度で、このページのようなコンテンツを生み出すことができます。

「このページのような」と言っても「なにが、どのように『このページのような』」なのか、よくわからないと思いますので、詳細に関しては『コンテンツ・デザイン』のページをご確認ください。記事ページのコンテンツ・デザインに関して実作業を踏まえながら解説している動画ですので、少し長いですが必要な人に読まれるコンテンツのデザインの仕方に関してきっとお役に立てていただけると思います。

指し棒(左)

↑上のボタンもワンクリックで実装できるんですよ。

そして、以前は無料のWordPressテーマを使っていたのですが、「賢威」に変えて、Googleのページスピード調査ツールの評価も表示速度も改善することができました。以前のテーマではページを読み込むのに6.4秒もかかっていたのに、テーマを変えただけで2.5秒にまで短縮することができました。

【前回のリニューアル時点】
リニューアル前

【今回のリニューアル直後】
リニューアル直後

いくつかの要素で、数値が悪いものもありますが、「Fully Loaded Time(ページが完全に読み込まれるまでの時間)」と、「Total Page Size(ページのファイルデータ量)」の改善が大きいので、実際の読み込み時間も大幅に短縮されました。

前回のリニューアル時点でも表示スピードの改善に多少手を加えて「PageSpeed Score」は「B」判定までは最低改善しましたし読み込み時間に関しても3.4秒までは短縮できたので、コンテンツの追加の合間を縫って、また手を加えていきたいと思います。

【前回の高速表示施策を行なった後】
WordPress高速化対策

補足
サーバーはお名前.comの共用SDサーバーからKDDIのCPIに変更しました。高速表示を主体におけばエックスサーバーのほうが、速度は出たと思うのですが、こちらを選択した理由は、それこそ私たちの「企業環境」に合わせて、今回のサイトはCPIレンタルサーバーを選択しました。

追記
私たちは福岡でホームページ制作のサービスを提供していますので、地元福岡の企業でしたら、直接お伺いして、無料のサイト診断やホームページの運営相談(60分程度)も行なっています。お気軽にお声がけください。(地元福岡以外の方…すみません)