呆れる松村(右)

未だに、こんなサービスを販売しているホームページ制作会社があるなんてほんと驚きました。

 先日、SEOの相談で福岡にあるとある不動産会社から、無料の電話相談の依頼をお受けしました。時間になってお電話をいただいたのですが、状況をお伺いすると、業界専門のホームページシステムをレンタルしていると言うことで、これは管理画面を覗かないことには、具体的な話ができないと思い、早速、訪問させていただくことにしました。

まず、SEOのご相談に至った経緯は、3ヶ月ほど前に「SEOに強い制作会社」として、CRM(顧客管理)システムの提供を受けている企業(名前を聞けば、誰でも知っている大手)から紹介を受け、サイトをリニューアルしたようでした。しかし、SEOに強いと言う割に、この3ヶ月間で1日のアクセス数は20とか30程度…。

 このままではまずい!ということで、ネットで検索し、私のところに、たどりついてくださったそうです。

SEOを行うにしても「ホームページに作り」は重要

 SEOとは、まさに検索エンジン最適化のこと、検索エンジンに最適化し続けるホームページを運営するのなら、もしくは、ホームページのSEOを依頼するにしても、現存するホームページが、どんな仕組みで構成されているのかをチェックしなければ、適切な施策はもちろん、料金も算出できません。

 中には「コンテンツを足せばSEO効果が上がる」と思っているSEO会社も多いのですが、ハッキリ言います。

たとえ、SEOに優秀なコンテンツをどれだけ足したとしても、それだけでは、無駄!

「SEOに優秀なコンテンツ」と言う日本語もおかしな日本語ですが、近年「コンテンツSEO」のことを「コンテンツを足すこと」と考えているSEO会社が、ホントうんざりするほどたくさんいますが、現存するコンテンツが最適化されていない場合、どれだけコンテンツを足しても(例え、最適化されたコンテンツを足しても)、成果を期待することはできません。

百歩譲って、成果に改善が見られたとしても、その場合は、無駄な費用をつぎ込んでいます。

なぜ「サイトの作り」によってSEOは変わるのか

 なぜ、サイトの作りによって、SEOの施策が変わってくるのかといえば、単純な話だけをすれば、それは「作業労力」が大きく変わってくるからです。HTMLだけで作られているホームページの場合なら、HTMLの知識を持ったホームページ制作会社やSEO会社が、原稿を書き起こし、そして、ウェブコンテンツとしての「コーディング」を行い、サーバに接続して、アップロード作業を行わなければなりません。

依頼者は、SEO会社にサーバー接続のFTP情報(サーバーにアクセスするためのIDやパスワードなど)を教えることになりますので、この情報が他者に漏洩しないように、契約を結ぶ必要もあります。

実は、このFTP情報の連絡や依頼者が契約しているレンタルサーバーへのログイン情報に対する取り扱いが、通例として「なぁなぁ」になっているのも事実です。

松村(左)

ちゃんと考えればちょっと怖い話ですよね。








人が良いのもほどほどにしなきゃ、知ってる人も多いと思いますが「誹謗中傷コンテンツの自作自演」なんてことが、業者によって行われる時代です。ましてや、ただでさえ「サイト改ざん」や「マルウェア感染」なんて被害が一般化している時代ですから、この辺りに「セキュリティ」に関しては、やれることから始めるべきだと思います。

HTML形式のホームページではなく、WordPressやムーバブルタイプといった「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」を使っているサイトなら、サイトへのログイン情報をSEO会社と共有するか、新しい「投稿ユーザー」を追加して、SEO会社にさs業してもらうことができます。

この場合ならHTML形式への「コーディング」作業は必要ありませんので、原稿を書き上げるだけの作業になります。

もちろん、見出しタグやHTMLソース的なSEOとは別の話になりますが、精読率や閲覧ページ数を増やすためのSEOデザインを行うためには、多少のコーディングも必要となりますが、これらの作業は、投稿画面にボタンを追加していれば、特に専門知識は必要ありません。

(この「投稿画面にボタンを追加」に関する詳しい内容は「SEOに強い記事の書き方 | WordPress管理画面カスタマイズ」を参照ください)

指し棒(左)

1回の作業に対する費用は「専門知識」が関与する要素を削減できれば、SEO費用も削減できるんです。

 ホームページの運営やSEOを制作会社だったり、SEO会社に代行を依頼する場合、なぜ、料金が発生するかといえば、言うまでもなく、そこには「専門知識」が存在するから。そのため、SEO会社じゃなくても、サイトオーナーはSEOの勉強をするわけですよね!SEOで成功すれば、リスティング広告を使って有料でアクセスを集めなくても済みますし、SEOのスキルを社内に蓄積できれば、SEO会社に依頼するコストを削減できますから、多くのサイトオーナーはSEOのスキルを学ぶわけです。

しかし、ちょっと待ってください!

本当にSEOの専門知識が備わっていれば、検索ランキングの上位を占領できるってことですよね?でも、なぜ、それができないんでしょうか…

その理由は、SEOで成功するためには、ホントは専門知識以外の要素が一番大きいからなんです。SEO…いいえ、検索ランキングで上位を取るために必要なことは、テクニックではなく「アクセス」「トラフィック」です。

なぜ「バズらせる」という言葉が、一部ではやっているのか

 あなたも「バズらせる」という言葉を聞いたことがあると思います。「バズらせる」とは、まさにSNSなどを使って話題になり、そこからたくさんのアクセスを集めるので「バズらせる」というという言葉が流行っているのです。

この「バズらせる」には、たくさんの効果があります(なかなか「バズらせる」のは、難しいですけどね。でも諦めないで、続きを読んでね!)。

「バズらせる」結果で、そのバズったコンテンツ(記事や動画)には、たくさんのアクセスとは別に「バズる」要因となった、SNSの投稿や掲示板の投稿から「リンク」を獲得することができます。そもそも「バズる」ということは、そう言ったSNSや掲示板の「ひとつの投稿」に人気が集中して、そのリンク先のコンテンツにアクセスが集まるのではなく、より多くの人がSNSにそのコンテンツへのリンクが記載された投稿を行うことで、そのたくさん拡散されたSNS投稿の一つひとつからアクセスが発生し、最終的に「バズる」ほどのアクセスが、大元のコンテンツに流れ込むわけです。

 そうやって、この「バズったコンテンツ」は、良質な外部リンクと良質なアクセスを獲得することになります。その結果、検索エンジンは、そのコンテンツを「人気コンテンツ」と評価し「検索ユーザーにも役に立つコンテンツ」と評価するようになって、検索ランキングでも上位に表示されるようになります。

更にいえば、この「バズったコンテンツ」に、SEO本なんかに書かれているSEOテクニックなんてまるで無視したコンテンツでもバズった程度が多ければ多いほど、そんなSEOテクニックなんて無視して、検索の上位に表示されます。

あなたも見かけたことがありますよね!SEOテクニック的な視点でチェックしても、まったく、そのSEOテクニックを無視した人気の大手サイトが、ず〜っと検索ランキングの上位にいるところを…

考える(右)

でも、バズらせるのが大変。それができないからSEOテクニックでなんとかしたい…と考えるのは、間違っているのでしょうか?

 もちろん、そんな簡単に「バズらせる」ということはできません。それこそ「バズらせる」ことをサービスにしている業者も居るとか居ないとか、怪しい話もあります。ただ、こんなところに頼んでも、自作自演はすぐにバレますから、探すだけ無駄ですよ!でも、バズるような記事を書く努力をすることは大切です。

そして、バズった挙句に検索ランキングで上位にランキングされるというのは「絶対数」ではありません!←ここ、ポイントです。

検索ランキングは「絶対評価」ではなく「相対評価」

SEOを通じた検索上位表示を狙う人やSEO会社で、たくさんの人が勘違いしていることは、検索ランキングを決めるSEO要素が「絶対評価」だと考えていることです。この「絶対評価」とは、GoogleがそのコンテンツはSEOがなされているか、どうかを判定していると勘違いしているわけです。

もちろん、Googleは「あざといSEO施策をしていないか」をチェックしています。

そして、Googleがコンテンツの内容を適切に認識できているかどうかは、検索ランキングに影響します。極端な話ですが「りんご」について書かれたコンテンツは「みかん」で検索された時には、検索結果に表示されませんよね!しかし、「りんごとみかん」について書かれたコンテンツは、そのコンテンツがより「りんご」よりの記事なら「りんご」関連のキーワードで検索された時に検索結果に表示されます。

そして「みかん」関連のキーワードで検索された時でも、他の「みかん」について書かれたコンテンツよりも「みかん」のことについても言及されているコンテンツなら、その「みかん」関連のキーワードで検索された際にも検索結果に表示されます。

要は、検索ランキングというのは「相対評価」なんです。

ということは、目標としている検索キーワードで、ライバルコンテンツより(1)より、キーワードに最適化されたコンテンツを作るか、(2)ライバルサイトよりも、多くのアクセスを集める。もしくは、(3)最適化の程度と獲得するアクセスの総合点で、ライバルに差をつけることができれば、検索ランキングの上位に表示させることができるということです。

松村(左)

では、1つのコンテンツではなくサイト全体の検索エンジンからの評価を上げるには、どうすれば良いと思いますか?

 ここまでのことを総合していくと「バズったコンテンツが多いサイトは、より高くGoogleに評価される」と考えることができますよね。その結果が「人気大手サイト」が、SEOテクニック的には「でたらめ」なのに、検索結果で追い抜けない理由として、考えうことができます。言い換えれば「SEOテクニックで、検索ランキングで上位表示させるには限界がある」ということです。

ということは…

SEOテクニックを無視して、上位表示することができるキーワード市場があるということですし…

SEOの知識はそこそこでも、上位表示することができるキーワード市場があるということです。

では、そこに、どうやってアプローチしていくかを紹介します。

SEOで成果を上げるのなら、情報発信は欠かせない

 「SEOの成果を上げるためには情報発信が欠かせない」という見出しを見て「何をそんな初歩的なことを…」とガッカリした人がいるかもしれませんが、ではなぜ、SEOで成果を上げるためには情報発信が欠かせないのか、説明することができますか?そして、なぜ、そのことがわかっているのにSEOをSEO会社に依頼する人が後をたたないのか、理解できていますか?

その理由は「情報発信するにもSEO的に最適化されたコンテンツでないと評価されない」と勘違いしているからです。そして、このとき「評価する人」をGoogleだと根本的な勘違いをしているので、こう言ったことが起こっています。

コンテンツを評価するのは、Googleではなく検索ユーザーであり、インターネットユーザーです。その検索ユーザーの評価やインターネットユーザーの評価を蓄積して、Googleは検索ランキングを決定し、その「ユーザー評価」が発生する前の「新しいコンテンツ」に対して、どのキーワードでユーザーの評価を集めるのかを、クローラーが巡回して、その評価対象に「インデックス」しているわけです。

そして、この評価がどのように行われるのかって、気になりますよね。

ですが、その評価基準は明らかになっていません。俗にいう「Googleのアルゴリズム」というのがこれにあたり、最終的な検索ランキングを決定づける検索アルゴリズムは300種以上あるとも言われています。そして、この300種以上あるアルゴリズムの全てを把握している人物はGoogleの中でも1人もいないと言われているのです。

そんな、ブラックボックスに首を突っ込むだけ無駄!

というのが、私の考え方です。そして、だったらどうするかといえば、ユーザーに気に入られる情報(コンテンツ)をできる限り多く発信し続け、そして、ユーザーに気に入られるコンテンツはどんな内容なのか、そして、それはどんな書き方なのかを、経験によって蓄積していくことが大切だと考えています。

ユーザーに気に入られる記事の書き方とは

 「ユーザーに気に入られる記事の書き方」と聞けば、何か特別な文章テクニックがあるように感じてしまいますが、厳密にいえば、そうと限ったことではありません。

なぜなら、リアルな営業の現場を想像して見てください。

たとえば、同じ会社でセールストークを磨いたセールスマンAとセールマンBが居たとします。このセールスマンAが営業をかけて契約に至らなかったお客さんがセールスマンBと契約したってことは、ありがちなことですよね。特別このセールスマンBが優秀というわけでもなければ、この2人の営業成績は、常に同じくらい。そんな状況でも、こう言ったことが起こるには、ちゃんと理由があります。

その理由は契約をしたお客さんにとって、セールスマンAよりもセールスマンBのほうが受け入れやすかった。ということです。

 このことを、インターネットを使えば、アクセス解析を通じて「数字」になってハッキリ見つけることができます。ですから、コンテンツを作り続け、サイト閲覧者に気に入られる記事の内容や書き方を見つけていくわけなのです。そして「ちょいバズ」をいくつも経験する中で、あなた独自の「バズるコンテンツ」を見つけていく。そうすることで、バズり業者に「ヤラセ記事」を書いてもらわなくても(違う意味できっとバズるはずですが(汗))、SEO会社に「もっともらしいテクニック」で記事を書いてもらわなくても、あなたのサイトを気に入ってくれるユーザーから、繰り返しアクセスしてもらえるわけです。

結果、あなたの記事の書き方やあなたが発信する内容を「気に入ったユーザー」は、ブログの記事を読みながら、あなたが発信する情報に刺激を受け、あなたに興味を持ち、そして、信頼し、あなたが提案する商品やサービスを購入する。

バカみたいなアクセスをバズらせて集める前に、そんな顧客を少ないトラフィック数からでも獲得できるようになるわけなのです。(少ないトラフィック数でも閲覧者を顧客に変える仕組みについては、また記事を書きます)

SEOに強いと謳うホームページシステムに、ページ制限があるなんてもってのほかだ!

 ちょっと、長くなりましたが「SEOに強いと謳うホームページシステムに、ページ制限があるなんてもってのほかだ!」というのは、こう言った理由からです。今回ご相談をいただいた企業は、ホームページの立ち上げ時に25ページまでの制作料込みで初期費用50万円。そして、そのシステム利用料月額25,000円の2年分を前納という条件で契約を結ばれたそうです。

25ページ分のホームページ制作料50万円には、SEO設定や画像の作成、文字装飾などすべて込みという条件ですので、なかなかリーズナブルと感じるかもしれません。その後、25,000円を払い続ければ、そのホームページ管理システムを使うことができ、HTMLの知識やPHP、CSSなどの知識を必要とすることなく、コンテンツを足していくことができるそうです。

 さらには、SEOに関するアドバイスも受けることができ、原稿をシステム会社に提供すれば、何記事分でもその月額料金内で、追加費用なしで画像も作ってもらえれば、コンテンツも追加してくれるそうです。ここまで聞くと、何と良心的なサービスなんだ!って思いますよね。

しかし、最終的に50ページに達した場合、それ以上ページを増やすことはできない。というのが、このサービスの肝です。更にいえば、このサービスを解約した際に、そのホームページのデータがどうなるのかを、このご相談者は説明を受けていないとのことでした。

2年間、約110万円を支払って、解約した場合、なにも資産は残りません。契約を更新したところで、50ページ以上増やせませんので、たった50ページのサイトを掲載し続けるためだけに年間30万円を支払い続けるわけです。

ホームページの公開時に25ページを作って、毎月1ページずつ足して、2年をかけて50ページに達する。そんな超スローペースで、ユーザーに気に入られるような記事が書けるようになるなんて考えられません。となれば「SEOが強い」と謳うのなら、その50ページサイトで、アクセスをバンバン集めてくるわけでしょう。しかし、3ヶ月経って1日のアクセスは20や30程度。問い合わせどころか、メルマガへの登録もない…。

SEO業者もホームページ制作業者も悪意がないのでタチが悪い

 これらのSEO会社もSEOが得意という制作会社も悪意がないので、実にホームページ業界やSEO業界はタチが悪いんです。その理由は…